SEMI TooBAK

(セミトゥバク)

陶芸家 노 승철(ノ・スンチョル)氏

【略歴】

ノ・スンチョル作家は、2005年に京畿道(キョンギド)にある檀国(タングク)大学の芸術造形学部(陶芸学科)を卒業された後、広州窯(クァンジュヨ)という歴史ある陶磁器ブランドでデザイナーを務めたほか、各地の陶芸ギャラリーでデザインなどを手掛けてこられました。

2009年にノ・スンチョル陶芸作業室を創設され、現在まで、国内外で多数の展示会に参加する傍ら、博物館の陶芸講師をされたり、韓国陶磁財団主催の国際陶磁ワークショップで総括監督を務められるなど、多彩なご経歴がおありです。愛知県瀬戸市の陶芸作家さんたちとの交流もあり、現在は利川(イチョン)陶芸家協会の理事にも就任されています。

【作風】

ノ・スンチョル作家は、韓国の伝統的な陶磁器の形状を現代的なフォルムに昇華させた上品なデザインと、料理を美しく見せる洗練された色彩を得意とされています。

直線と曲線のバランスにこだわったデザインは、食べやすさや洗いやすさにまで配慮された利便性がありつつ、陶芸作品としてのスタイリッシュなフォルムも保っています。

また、土づくりの修行をされていた経験から、「土のあたたかみを感じられるうつわ」でありながらも、土の素朴さや重さを全く感じさせない、端正なうつわである点が特徴です。光沢や自然な揺らぎを感じさせる釉薬によって、凛とした上質さをまとっています。

最近では、白土を用いて焼成したうつわだけでなく、鉄分を含んだ黒土を使用した新しい作品を発表され、高い人気を集めています。黒土に艶と深みのある黒い釉薬を施したこの黒土シリーズは、制作にも手間がかかり、人気商品のため、品薄になっていることが多いのですが、クルムでも取り扱わせていただいています。

【人物】

利川(イチョン)市のYe’s Park内にあるショップでは、妻のイ・ウンギョンさんがお客様の対応をされています。イ・ウンギョンさんは明るくはきはきした女性で、クルムとのやり取りもスピーディーで、しっかりと正確に対応してくださいます。クルムへの輸出に際しても、その場であちこちに電話をかけて問い合わせてくれたり、問題が起きたときにもあたたかい言葉で励ましてくれたりする、とても情の深い方です。

ノ・スンチョル作家は、普段は近くのスタジオで作陶されていますが、妻に呼ばれればすぐにショップに来て、インタビューに答えてくださる優しい方です。クルムの質問に対して、ひとつひとつ、言葉を選びながら答えてくださり、難しい韓国語になると、イ・ウンギョンさんがすかさず横からやさしい言葉に言い換えて説明を補足してくれたりする、素敵な関係のご夫婦です。小学生のお子さんも放課後はショップで宿題をしたりしながら過ごしています。

【SEMI TooBAK(セミ トゥバク)】

セミ トゥバクのロゴマークは、アルファベットの「T」の字の上に丸い小さな点がふたつ乗っているデザインです。

これは、テーブルの上に置かれたふたつのうつわをイメージしたもので、実用的なうつわであることを重視するノ・スンチョル作家の実直な姿勢が表れています。

また、「SEMI」は、「伝統」と「現代」の感覚を半分ずつ取り入れていることを表し、「TooBAK」は韓国語で「手作り」や「土の味」をイメージすることばとして選んだとのことです。

うつわは陶芸作品であると同時に日常に欠かせないものです。SEMI TooBAKでは、ずっと使い続けてもらえるような便利さと美しさを併せ持つうつわ作りを目指して、誠実に作陶されています。

シンプルでスタイリッシュでありながら、あたたかな土のぬくもりを感じさせるSEMI TooBAKのうつわは、日常のライフスタイルをより上質なものにしてくれます。

落ち着いた上品な色合いは、他の陶磁器と組み合わせても調和がとれ、テーブルに置くだけで自然なインテリアにもなり、幅広い方に好まれるものですので、「あの人の好みに合うだろうか」と不安になることなく、安心してプレゼントにもしていただけます。

【展示歴(一部)】

2023~2024年 Seto International Ceramic & Glass Art Exchange Program(日本瀬戸市博物館)

2007年 世界陶磁ビエンナーレ Ceramic House 3(韓国陶磁財団・驪州半月美術館)

2010年 百人展 個展(ソウルCOEX)

2011年 大韓民国文化美術大展(江北文化芸術会館)

2012年 テーブルウェア展(狎鴎亭ギャラリア)

2015年 An’C 4CRAFTS 5th ART FAIR 2015 H <100 Artist Limited Edition>(現代百貨店千戸店13階ルビーホール)

2016年 日本 瀬戸陶器祭(愛知県瀬戸)

2016年 清州工芸フェア UM Gallery企画展(清州旧煙草製造所)

2016年 デザインコリア2016(イルサンKINTEX)

2017年 G-セラミックフェア(ソウルATセンター)

2017年 米国 LA JFCHEN展

2018年 第9回 国際外食産業博覧会 招待展示(ソウルATセンター)

2019年 「今月の作家」招待展(ギャラリー MIM)

2019年 第1回 韓中手工芸交流展「手作天城」(中国青島市 造形美術館)

2019年 第1回 韓中国際手作陶芸展「匠心之美」(中国青島市 ハイアール博物館)

2021~2022年 アーティスト・イン・レジデンス オンラインプログラム 交流展(日本瀬戸市博物館)

2023年 ロンドンコレクト & ロンドンクラフトウィーク博覧会

この作家さんの作品を日本で購入できるのはクルムだけです